47都道府県の柱プロジェクト~新潟県~

 竹島屋材木店(新潟県)

この「47都道府県の柱プロジェクト」シリーズでは、岐阜県の養老町・輪之内町にある「森のわくわくの庭」内で柱材として活用されている各県の木や、その提供者である自治体について紹介しています。

越後杉は厳しい環境である雪国・新潟で育つため、年輪が詰まっており、粘り強さとしなやかさを合わせ持った木です。

越後杉の“根曲がり”は個性の一つでもあるのですが、これは山の斜面に立っている状態で木の根元が雪の重みにより湾曲したもの。

負荷に耐えた印だといえます。この根曲がりした部分は、木の部位としては特に丈夫であるため、ベンチなどに使用されています。

 

また、同店がある十日町市の山には樹齢100年を超える直径60㎝以上の木があります。

今回の柱材はそうした大径材から取れたものです。どの面から見ても節がなく、柾目で木取りされた高級材を使用しています。

柾目は年輪の線がまっすぐに入っている木目が特徴で、牛肉でいう“ヒレ”のような希少部位に近いものです。

その美しい木目をぜひ間近で体感してみてください!

 

 越後杉の魅力を知ってもらいたい

新潟県十日町市にある「竹島屋材木店」は、昭和25年から越後杉の製材を始めました。

もととなる原木は山主から直接買い付けをして、伐採、造材、搬出、運搬、製材までのすべてをこなしてきました。

一時は住宅建築の請負も行っていましたが、現在は製材一筋で取り組んでいます。

 

地元工務店への建築用材の販売、木材販売業者やホームセンターへの製材品の卸売、越後杉の加工品販売、一般客への木材販売などを行っています。

小さな材料1つからでも販売しているため、日曜大工・DIYユーザーにもおすすめです!

また、会社HP(https://takesimaya.p-kit.com)では木材に関するさまざまな情報を発信しています。

木のことをもっと知りたい!という方はぜひチェックしてみては?

 

上記の新潟県の木は森のわくわくの庭にて柱材として活用しています。

その風合いをぜひ間近で体感してみてください!

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竹島屋材木店

新潟県十日町市上新井76番地1

TEL 025-768-2033

HP https://takesimaya.p-kit.com

 

参考文献等)

新潟県木材組合連合会「越後杉の家」http://kenmokuren.jp/2012/09/p=490/

森林・林業・木材辞典編集委員会(1993)「森林・林業・木材辞典」日本林業調査会